イメージの取り方③

両手を使って、仮想の真ん中の腕があるようにスイングすると書きました。

具体的にどういう事でしょう?それは左腕と右腕ともに、外旋運動をすると言う事です。そして尚且つ、上腕と前腕にも回旋運動のタイムラグが生まれます。
つまり腕はここでは2つに分けて考えなければ、なりません。2本ありますから、全部で4つです。
左上腕、左前腕、右上腕、右前腕。
体の回転運動につられて、腕が回旋していきますので、左腕は外旋。右腕も外旋。体の近い部分から運動が起こるので、上腕から始まり、前腕へ。つまり腕はねじれるわけです。
ここで、あれ???と
左も右も外旋??
つまり両上腕が外旋しながら動き、右前腕はさらに遅れて外旋します。その時、左前腕は内旋じゃないの?と思いますよね。運動は内旋していますが、あくまで、左上腕との運動のラグによって、また、右腕につられて内旋しています。つまり左前腕は、これから外旋運動をしようとしているが、まだ左前腕は何もしていない、ただ他の部位につられているだけ!!
このイメージがないと、左上腕を外旋する事が出来ません。ほとんど人が、左上腕を外旋したら、もうボールを打っているイメージ。もしかしたら、フォローだと言う人もいるかも知れません。
しかしここは、左上腕に引っ張られ、右腕の外旋につられている左前腕。
これがタメとなり、クラブを上手く使うイメージになります。

インパクト

ブログの始まりに、インパクトポジションをハンドファーストに変えると、芯に当てる事が上手く出来ない人が多いと書きました。

それは、
①体、腕、クラブのすべての位置が今までと違うから
②クラブに伝えているエネルギーが違うから
今まで、どんなお題でも何となく出てくるクラブの運動。ここの運動をイメージする事でハンドファーストで打つ事がイメージしやすくなると思っています。
クラブを正しく使えば、ハンドファーストになるはずです。
ではどうやって?と言うところを書いてるつもりですが、なかなかどうして難しいものですね…
もちろん、運動ですから、今までと違うポジションで打つ事に慣れる必要性はあります。
そこで、ちょっとしたヒントを!
新しいちょっとした運動を取り入れる時に、気をつける事があります。それはバランス!
例えば、ハンドレートの特徴は、インパクト時に、つま先体重の起き上がり。
ハンドファーストを取り入れるなら、インパクト時は踵体重の沈み込み。くらいのイメージにならないと手の位置だけ変えても、上手くいきません。
もちろんなんとなく、クラブの運動イメージから連想する体の使い方がイメージ出来る人は、そちらの方がより効果的です。ある一箇所のイメージだけより、運動全体をイメージする事がとても重要です。ですからインパクトの体重配分が変われば、トップも変わりますよね。そうやって全体的なバランスを整えると、新しいエッセンスを取り入れやすくなります。

イメージの取り方②

両手でクラブを持っている事は、簡単に感じるかも知れませんが、意外にそうではありません。

実はゴルフの場合は、首下からもう1本手が生えているイメージでクラブを握っていると仮定すると、色んなことに合点が行くと思います。
つまり、真ん中の腕1本でクラブを持ち、ボールを打つイメージです。しかし、その腕は実際にはありませんから、あたかも真ん中の腕1本で振っているように、左腕、右腕、体を使うと言う事です。
もしも、どちらか一方の手に偏っていた場合は、クラブの長さが変わる事で、打点がズレやすくなります。
ここで若干の疑問が生じすよね。それくらいは、合わせられるのではないか?と何故なら野球とテニスとかでも両手で持ってる時もあるし、ボールがしかも動いているのに、合わせていると!
しかし、ボールに合わせる事の難しさは、逆にボールが止まっていて、地面の上にあるからです。打点が制限されていますので、他のスポーツのように、自分の体を動かして、打点を合わせる事は、ゴルフでは難しい…しかもクラブごとに少しだけ変えるなんて事は、とても…
それでも世の中には、当てられる人はいると思いますが、ボールをコントロールする事までは、なかなか上手くいかないでしょう。クラブがL時型してますから。
ほとんどな場合は、利き手に偏って、クラブを振っている人がほとんどなので、右打ちなら右手、左打ちなら左手をより多く使っていると思います。だとすれば、リリースのポイントが早くなれば、ボール左に飛びやすくなりますし、ヒールに当たりやすくなりますので、クラブが長くなればチーピンですよね。
もちろんある程度、ゴルフが上手い方はそう言った傾向が強くなりますが、もう少しハイハンデの方は、ウッドはゴロだったり、ドライバーはスライスだったりもします。

イメージの取り方

ゴルフスイングの運動をイメージする時に、何をどう考えるか?これはスイングイメージに関係してきますね。

ゴルフの難しさは、
①ヘッド形状とクラブの長さが変わる。
②地面の上にボールがある。
③両手でグリップしている。
特に、両手でグリップしている事と、道具の長さが変わる事が重なりあって難しくしています。そしてイメージも取りづらい。
と言うのも、もともとクラブの長さが変わるなんて、あり得ないですよね。打点が変わるわけですから、いくらボールが止まっていても、そりゃ難しいわけです。
なので、運動としては、手までの動きでイメージしないといけない。つまり、インパクトの手がどこにくるか、そして、どんな力をクラブに与えているのか!
その後は、クラブが勝手に動いてボールに当たるんです。そうでないと、長さ変わるクラブを同じようにスイング出来ません。
ですから、インパクトは手がボールよりも先に!ハンドファーストの位置にきます。そして、その後はクラブが勝手に当たると。
クラブが勝手に当たると言っても、エネルギーを与えないといけません。ですから、わざわざテークバックを行い、トップから切り返してインパクトするのです。
別にトップから打っても良いと思いませんか?テークバックって必要ですかね?昔、テークバックはなくなると言っていた人がいましたが、残念ながら、未だにそんなプロは現れていません。
テークバックが必要なんですね。切り返す動きが、クラブにエネルギーを与える事ができるからです。
それがしなりとトルクです。
どうですか?テークバックの必要性が見えますか?
そして、ここで両手でグリップが関係してきます。
←続く

ダウンスイング⑥

タメのタイミングはどこに作るべきか?タイミングとしては、切り替えしでタメ始めて、一番タメが強くなるのは、腕が地面と平行になる手前くらいでしょうか。ダウンスイングから一度、タメが深くなるイメージ。

このイメージがあった方が、インパクトまである程度の形をキープできます。そのタメも、右手首でチカラ一杯頑張ってるのではなく、切り替えしの時にシャフトが純しなりしているパワーを使って、右手首が甲側に折れながら、右肘が前に出る。
右肘を前に出す為には、バンプし右腰が前に出ていかないと、上手く出来ません。ちなみに、肘は体に対して前に出すイメージですが、上半身は前傾してますので地面に向かって出ているイメージ。右腰はイメージ的にはテークバックでも平行に回っていますから、バンプさえしてれば、単純に前に出すだけでいい。
ここを、縦に回すとか?、横に回すとか?言ってますけど、実際には両方ですよね。部位ごとに回っていく方向が違う。ちなみにテークバックもですよ!縦とか?横とか?どっちもです!なんでどっちかに決めたいのか?不思議ですけど、部位ごとに違うと考えた方が、いろんな事が理解出来るようになります。確かに運動のイメージは単純にしたいのは、わかりますけど…
ゴルフの運動は、もともと複雑ですからね。簡素化するのは意味ないですね。どこかにしわ寄せがきますから、しっかりと紐解く事が大切だと考えています。