ダウンスイング③

ここはとても重要な事なので、写真を貼ります!

こちらが逆しなり、
そしてこれが順しなり、
彼が(お客様に手伝ってもらいました)振ってる道具はテンポマスターっていう道具です。だいぶ年期が入ってますよね。グリップキレてるし…それもそのはず、おそらく20年物くらいですから!
今はもう販売してません。事故が起きたと聞いています。シャフトが細すぎて…でもこれまさに、私が言ってるように釣竿にヘッドが付いてる道具ですよね。
これはテンポマスターと言う名前で、切り返しで、どこで振り始めるかを教えてくれると言うものです。シャフトが本当に細いので、トップでかなりしなってくれます。そのしなりが終わってからでないと、動き出してはいけないというものです。
もう少し細かく説明すると、スイングを教える時に、良く同調させるなんて言葉を使ったりしますが、腕が勝手に動かないように、体と腕を同調と言う意味ですが、腕は振り遅れたり、振りすぎたりしますよね。どっちもダメですから、その時にクラブの事も一緒に意識すると、タイミングが合いやすいと言う道具です。
ちなみに、もうずいぶん前に販売されている道具です。今と昔とスイング理論で変わってない部分もあります。それはそうですよね。道具が変わってきてるとはいえ、根本的に形は変わってないですから。
そして、このクラブで軽く打ってみると(本当はダメですけど)シャフトが逆しなり、そしてフェースがしっかりとローテーションしながら、芯にインパクトしないと、ボールの圧力に負けて、フェースが開いてしまうのです。
ですからダウンスイングの時に、シャフトを手で引っ張る人は、まず打てない。これだけ細いと、小さな力でも引っ張れるので、ちゃんと打つのは、まぁ難しいですよ。
←続く

ダウンスイング②

フェースを閉じて使う事で、打点がズレてしまう!

ここを乗り越える事が出来ると、どの長さのクラブも同じように振れます。その為に、クラブバランスをD1に揃えようとか、いやD2が良いとか、雑誌に書いてありますよね。当然、長さが違う訳ですから、遠心力の大きさが変わります。よって同じように振っても、長くなればなるほど、遠心力は大きくなりますから、クラブヘッドは前に出ようとします。
アマチュアの方が、今日はアイアンが当たるけど、ドライバーが当たらないとか、ドライバーは真っ直ぐだけど、アイアンが左に飛ぶとか、話しているのを、良く耳にしますが、それも長さが違くて、ヘッド形状が違うものを振るのですから、色んな事が起きるのは当然!
いくらボールが止まっているとはいえ、毎回、思った通りに打つのは、難しい事だと思いませんか!
それでは、何を感じながらスイングすべきか!という事ですよね。皆さん、ボールは遠くに飛ばしたい!当然だと思います。ですから、ダウンスイングからボールに向かって強く振ろうとします。
そうすると、シャフトは順しなり方向に強くしなります。そしてトルクも生まれ、フェースが開いてボールに当たりスライス。
シャフトは釣竿だと思って下さい。これホントに重要なんです。
そうじゃないと、シャフトを色々、選んでますよね?あの意味がなくなりますよ。
釣竿だとしたら?釣竿の先に鉄のヘッドが不安定になるように、付いてるんです。
どうやって振ります?強く振れば、振るほど、シャフトが戻ってこない状態でボールに当たるんです。振れば振るほど、しなり過ぎて戻ってこない!
シャフトは逆しなりさせながら、インパクトします。厳密に言うと、スイングは円運動なので、逆しなりは、必ず起きます。なので厳密には程度とタイミングの話になります。
大まかに初心者を分類すらなば、順しなりで当てようとしまうスライサーか、逆しなりを手前で早く起こしてしまう、ハンドレート。
どちらもシャフトのしならせるタイミングが違うと。
上級者になってくると、もう少し複雑にシャフトをしならせるようになってきます。トゥダウンと逆しなりを混ぜて、スイングするんですよね。この2つも必ず起きるのですが、タイミングと場所の問題なんですよね。しなってると勘違いしやすいところです。

ダウンスイング

ダウンスイングで良く言われるのは、タメですよね。

タメがないと、スイングスピードを上げる事が難しいですし、長さの違うクラブで、同じようにインパクトする事は難しくなります。
タメがない状態を、アーリーリリースと言ったりします。つまり、リリースを早いタイミングで行なっているわけですが、なぜ、そうなってしまうと思いますか?
これは簡単ですね。インパクトでフェースをスクエアに持ってくる為です。
つまり、フェースを開き過ぎている人が非常に多いのです。
テークバックでも、かなりしつこく書いてますが、フェースを開いて使わないようにと(笑)
しかし、それでも、開いて使うでしょう!なぜなら、フェースを閉じたら、振りにくいし、インパクトでフェースに当てずらくなるからです。
フェースを開いている状態とはシャフトの上にフェースが縦に乗っている状態。(写真1)
私がやってほしい形は(写真2)
しかし、写真2だとトウがシャフトよりも前に傾いていますので、そのままスイングしていくと、早めにフェースが被って、ヒールに当たる事か多い。
これはクラブ特性でフェースは返り始めたら、どんどん返るんですね。
そこで芯に当てる事が出来ないと、すぐに開いて使ってしまうのです。
←続く